一括 vs 積立 投資初心者は積立がいい理由

こんにちは。投資スタイルには大きく分けて一括投資と積立投資があります。例えば手元に100万円の現金があったとして、一度に100万円分の株式を購入するのが一括投資、毎月10万円ずつ10ヶ月で100万円分の株式を購入していくのが積立投資です。それぞれのメリットは様々ありますが、簡単に言うと

一括投資:上昇相場で資産を効率的に増やせる

積立投資:下落相場でドルコスト平均法により買付単価が抑えられる

であり、上昇相場では一括投資、下落相場では積立投資が適しています。一見すると一長一短のように見えますが、S&P500のインデックス投資の場合、長期的に株価は上がっている(上昇相場が多い)ので、一括投資の方が多くの場合で、リターンが高くなります。

だったら一括投資の方がいいのではと思う方も多いと思います。ですが、私は効率だけで投資スタイルを決めるべきではないと思います。

それは、長期投資の期待リターンは「投資を辞めずに続けること」が前提だからです。途中で投資をやめてしまうと全て絵に描いた餅になるのです。

その点を考慮すると、初心者が一括投資をするのはかなりハードルが高いです。10万円の株式が1%下落すると1000円のマイナスですが、100万円の株式が1%下落すると1万円のマイナスです。

初心者で株価の下落に耐性がないと、損失額が大きくなると怖くなり、株を売りたくなってしまいます。そして株を売ってしまうと

売った後に株価が上がった場合、また下がってから買おうと思い

売った後に株価が下がった場合、また上がり始めてから買おうと思います。

結局、買い直すことが出来ずに長期投資のメリットが得られなくなってしまうこともあります。投資初心者のジレンマですね。

このジレンマを一番簡単に避ける方法は、株を売らないことです。そのためには、株価の短期的な変動に慣れることが必要です。この株価の動きに慣れるという点で、積立投資は最適です。

2019年に私が積立NISAを始めた時、株価の値動きが気になり、毎日のようにチェックをしていました。最初のうちは投資額が少ないので、1日の値動きは高々1000円程度なのにも関わらずです。

その後、投資額が徐々に増えていき、1日の値動きも増えました。しかし、不思議なことに値動きが段々気にならなくなりました。先日、中国恒大のニュースが流れた時は、10万円以上動いたと思いますが今ではそれほど気にならなくなっています。

今までの私の投資額は320万円ほどですが、もし2019年に一括投資していたら、日々の変動に耐えられず、2020年のコロナショックで間違いなく売っていたと思います。

積立投資を続けて株価の変動に徐々に慣れることが出来たから、今では短期的な株価の変動を気にせず投資を続けることが出来ています。

今日時点では

評価額:4,224,747円  評価損益:+1,027,097円(+32.12%)

となってます。私は一括投資をする度胸も、短期的に売買して稼ぐ才能もありません。なので、今後もコツコツと積立を続ける予定です。

私を含め初心者の方は、はじめのうちは積立投資で株価の動きに心と体を慣らしていきましょう。一括投資を行い効率的に資産を増やすのは、その後でいいと思います。

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